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外資系金融マンがわが子に教えたい「お金」と「投資」の本当の話(ジョン太郎)

 

 誰もが切っても切れない「お金」に関する本。本書は一応金融の知識が無い子供に授けたい金融の知識の第一歩になるようにまとめられている。とても読みやすく、わかりやすくい。働いていれば勝手に給料が増えて豊かな生活が実現された昔の日本はとっくの昔になくなった。人口・経済の規模の拡大が止まりむしろ斜陽を迎えたこの時代、半世紀前の常識で生活をしていると痛い目に合う。インフレリスクを考えれば銀行に大金を預けているのは全くメリットにならない。お金は卑しいものでもなく必要なものなのだからちゃんと勉強してリスクに備えなくてはならない。自分の後々のことを頭の片隅においた生活や金銭的なプランを立てるのは必要なことだ。すでにたくさん勉強しているような人はあえてこの本を手に取る必要は無いかもしれないが、複式簿記を始めとした会計の本、金融商品についての本、世界経済の本、投資戦略の本、など幾つもの分厚い書籍を読んで専門知識をつけるのは途中で嫌になってしまいそうな人はアンチョコであれ、こういった本を手に取ったらいい。分かり易いが淡々と世にあふれる「濡れ手に粟」のようなアヤシイ記事の誤りを指摘しつつ堅実な内容が書いてある。実際に何の投資商品を買うべきかは書いていない、だからこそいつの時代も通用しそうな基礎知識が身につくような良い本だと思った。