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初めての確定拠出年金

Finance

 

はじめての確定拠出年金投資

はじめての確定拠出年金投資

 

 

2017年1月より適応者が拡大する確定拠出年金。自分の身のことでもあるために勉強させていただいた。本書では難しい理論はあまりなく、実践的に完結に必要なことがまとまっている。「はじめての」とある通り、とっつきやすい内容だった。
 
まず、確定拠出年金とは、「自分が自分のために積み立てる年金基金」であり、「投資先を自分で選べる」ものである。一般の投資と異なるのは「売買手数料や利益に対する課税が無い」ということである。(受け取り時に課税されることはあるようだが。)最近浸透したNISAも似ている制度だが、非課税期間が5年間と短く設定されているため、NISAとは異なる。年金の受取自体は60歳以降となるため、20〜30代にとってはその投資期間は30年にもなる。投資限度額は1.2〜6.8万/月と、他の年金の加入状況によって規定される。
 
制度のことについては様々な金融機関を見て確認するのが良いだろう。
実際にどのように運用するべきなのか?ということについては、
・取扱の企業:様々な商品を揃えており、手数料が安いことが重要
・アクティブファンドよりはパッシブファンド
・手数料は安いに越したことはない。
ポートフォリオの組み方は人それぞれ
といったところだろうか。余剰資金があって投資に回す予定の人であれば絶対に加入したほうが良い制度ではある。
 
本書では市場規模に合わせたポートフォリオで分散させることを勧めていた。運用の方法としても世界中のインデックスと同じということで非常に安定感がある。先進国84%、新興国、日本に8%ずつ株式を振り分ける方法である。年に1回リバランスが可能だとしても、超長期の見通しは素人には困難であるため、安定した良い方法だと思われる。
 
また、非課税の口座と課税口座をどちらも持っている人へのアドバイスとして、「大きいリターンを狙うのであれば、非課税口座に多くそのポートフォリオを組み込むべき」というのが素晴らしいアイディアだと思った。大きいリターンが来てもそれに対して課税されてしまう分、課税口座に大きいリターンのポートフォリオをより多く組み込むことは不利となる。課税口座のポートフォリオと年金の口座のポートフォリオをトータルとして考えることも必要なのだということだ。特に株式であれば、短期的にリスクが髙い商品であっても長期的に分散投資をすることである程度リスクオフも可能だと思われるため、DC(確定拠出年金)口座はわりとハイリスク・ハイリターンを目指しても良いのかもしれない。