マーケットの魔術師

マーケットの魔術師

マーケットの魔術師


投資の古典的名著を読んでみた。マーケットの流れを読み流れに応じてロング、ショートのどちらの戦略をも使い分けてトレードを続ける人々、つまり、トレーダーへのインタビューをまとめたもの。トレーダーの中でも、1980年台後半の時期で最も成功していたような人達を中心にインタビューしている。コモディティやオプション、株式な、通貨など、主戦場は人によりけりであり、ファンダメンタル、テクニカルなどについてもそれぞれが使用する考え方は多岐にわたる。本書の趣旨はこの人のやり方を真似ればマーケットにかてる!という事を言いたい訳ではない。卓越したトレーダーになるには決まった方法論がある訳ではない。様々な方法の中で自分にあった商品、手法を使用していくことが大事なのだ。一方で共通した考え方、つまり、絶え間なく市場研究を続けていくことは必須であり、損得勘定を行う目的のためにトレードをするべきでない、損切りは大きく負ける前に必ず行うこと、リスクヘッジの手段をあらかじめ考えることといったことは成功しているトレーダーほぼ全員の共通の見解となっている。

上梓されたのは1980年台ではあるが、資本主義社会の原動力である市場の根本は数百年変わらないものである。これらの原則は現代でも同様に通用するものではないかと思われます。少し集中して投資本を何冊か読み進めてみます。