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ビッグデータ・ベースボール 20年連続負け越し球団ピッツバーグ・パイレーツを甦らせた数学の魔法 (トラヴィス・ソーチック)

 

20年連続負け越しというのはアメリカのスポーツ史上初めての不名誉な記録。それをつくったピッツバーグ・パイレーツがどのようにして21年目を防ぎ、しかもポストシーズンに進むという快挙を成し遂げたのか。

パイレーツが特別というわけではないが、ベースボールの世界でもデータを詳細に分析して弱小チームでも勝つ方法を見つけることを目指している。パイレーツは新しいGM,監督を迎えた時からなんとかしようと、データ分析官を上手く活用して戦略・ドラフトに活かそうとした。

守備シフト、ピッチフレーミングという一般に評価されない能力、ゴロを打たせて勝つ、選手の故障の予防などに様々にビッグデータを用いて取り組んだ。資金源が無いチームであっても、これらを活用することでポストシーズンに進むことができた。しかしこういったいわゆる”誰でも出来る”ことはすぐに他のチームにも取り入れられていき、ベースボールの大きな潮流となったことが伺える。

野球が好きというわけではないが、今まで特に価値を認められなかった盲点に気づき、それをビッグデータを用いて立証して実践して勝つ、というスタイルがとてもスマートで面白かった。もちろんこれらの分析が流行った背景にはセイバーメトリクスがある。そちらも読むと面白そう。